リビング・ダイニング
回廊が繋ぐ家族と次世代への”輪”
廊下を無くし動線を外周部に配置する“回廊”のような形をとることで、隔たりのない開放的な空間を実現させた。また仕切り次第で部屋割りを自由にすることが可能なので、家族のライフステージの変化にも柔軟に対応できるようになり、廊下が無くなったことで居住面積が広がり、限られたスペースを最大限に利用することができるようになった。
川崎市 O邸 / 工事内容:全体改修工事 / 施工費:約1900万円 / 工期:120日間
生活動線を部屋の外周部に配置することで、中央部を自由に空間を仕切れるようになった。
ホームインスペクション(住宅診断)により改修箇所を検討。
ホームインスペクションの結果を「住宅診断報告書」というかたちで施主様にご報告し、対策を検討していきます。
今回は建築家 木下昌大氏により、二世帯それぞれのライフスタイルに対応するために、建物の中心を基点として、空間を自由に仕切ることが
できる設計となった。そうすることで、10年先、20年先を見据えた将来の家族構成の変化にも対応でき、次の世代へ引き継ぐことが可能となった。
1階リビングはキッチンから見える作りに。また棚を既設し、使い勝手に配慮している。
収納が豊富な使い勝手の良いキッチンを採用。また家の中心キッチンがあるため、スムーズな動線を実現。
キッチンのすぐ裏手にあるダイニングは採光を考えた明るい家族団らんの場に。
壁材、建具ともにOSB合板を採用。
2階にはプレイルームがあり、壁がボルタリング仕様になっている。
2階のリビングは、まるでカフェのようなくつろげる空間になりました。
ベッドルームには壁一面を利用した大きな収納スペースを確保。
[AFTER]外観のようす。
ホームインスペクションより導いた設計の3Dパース。回廊を仕切ることで、独立した部屋を作り出せる。
以前は各部屋が仕切られて独立しており、住む人のライフスタイルの変化に柔軟ではなかった。