キッチン
ひと部屋まるごと断熱で広々オープンなLDKへ
これまでサッシや床からのすきま風に悩まされて、暖房が効きやすいように台所と居間を区切っていたが、窓交換・床壁天井全体の断熱工事を行い、LDKを区切らず一体利用できるようにした。 また水回り設備と収納には、家事の負担を減らす工夫を加えた。 LIXILメンバーズコンテスト2019 敢闘賞受賞作品
平塚市K邸 / 工事内容:LDK改修工事 / 施工費:約680万円 / 工期:4週間
[AFTER] 間仕切り壁を撤去し、一体となったLDKの空間。
[BEFORE] 以前は台所と居間との間に壁があり、分離されていた。
[BEFORE] 台所側からみた間仕切り壁。
[AFTER] 先代から引き継いだ自宅を大切にしたい、という思いから中央の檜柱2本を残した。
腰壁を造作して飾り棚やコンセントを配置し、LDKを印象付けるデザインと多機能な造作壁に仕上がった。
ダイニングテーブルとソファセットを別々に配置するのではなく、ダイニングテーブルを兼ねたリビングダイニングセットを利用することで空間を伸びやかに利用できるようになった。
床面に断熱材を設置している様子。
天井、壁にも断熱材を設置し、断熱性の高いサッシ(窓)に交換し、LDK全体を断熱性の高い空間にしている。
[AFTER] 幅160cm奥行86cmのパントリー。
L型に配置した可動棚に何でもしまって隠せるので整理整頓の煩わしさを減らしてくれる。
内部には湿気熱気対策にパイプファンを設置。
[AFTER] 家紋が刻まれたご仏壇の扉は既存のまま利用。
リフォームならではの新旧交わる空間となった。
[AFTER] テーブル脇の腰壁には食卓用の調味料や薬置きとして利用できるニッチ収納を配置。座りながら手が届く範囲に収納を配置すると収納量は小さいながらも使い勝手は抜群。